<お詫び>昨年のイベントですが、旧ブログの調子が悪くて掲載できてないものを、順次掲載していきます。
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「びわこ☆1・2・3キャンプ2016夏」の協賛事業を、8/19(金)大津市南東部の新免地区にある、日本フィンランド学校で開催しました。
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日本フィンランド学校は現在休校中。新免地区の高台にあり、田上地域を眺望できる。びわこ☆1・2・3キャンプ実行委員会では、保養キャンプの場として、毎年のように利用。今季は福島県などから、小1から中3まで約50人の子どもたちが生活している。 |
8月19日、朝から暑い!スタッフは日本フィンランド学校に9時半集合で始まりました。
今回のスタッフは、関西広域小水力利用推進協議会の会員さん、理事、運営委員と特別協力参加の京都市立伏見工業高校、足立先生と2年生のお二人です。
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8時40分頃、足立先生とTさん、Uさんが到着。3人で打合せ後、水路下見へ。 |
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理事の竹尾さんのちゃりピコ水車を高学年の活動に使えるように、羽根を解体する運営委員岸田さん、理事の岡山さん。 |
京都市の会員、Sさんが大型のキャンピング車で到着。丁寧にとうろうなどを運び込まれました。
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初顔あわせでも、意気ぴったりで働かれるEさん、Oさん。 |
先着のスタッフのみなさんが水路を確認にまわって、汗だくで戻ってこられ、十分な打ち合わせもそこそこに、学校内での活動に備えました。
10:00~10:25 水車発電についてのお話
協議会の竹尾理事が子どもさん相手に、電気の話から。小学校1年生から中学3年生まで、幅広い学年の皆さんを前に、「電気ってどうして起こるの?」の話は、結構、ムツカシイぞ。
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おはようございます! 元気に手を挙げて話す子もいます。 |
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高学年の子も、こんなの初めて! という感じ。 |
もう待ちきれなくて、予定よりも早くグループ分けして、活動準備に移りました。
10:30~11:50 水車をつくろう! とうろう作り:1~4年生の子どもたちとSさん
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画用紙や鋏など全部用意してくださったSさんに「この面は貼らないで」と教えてもらう |
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低学年の子も、実物をなぞれば、ぴったりの大きさにできるんだ! |
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大きくなったら~~~なんて書こうかな。 |
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滋賀の会員、Kさんも。京都新聞記者は早くから取材活動。 |
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どの面にも子どもたちがそれぞれの思いをこめて、12個のとうろうができあがりました。 |
タイプのちがうとうろうも4個作りました。協議会安藤理事のお父様が子どもたちのためにあらかじめ木枠を作ってくださいました。職人技のできばえに、これは、しっかり灯さないと。
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まず、両面テープをはって・・・ |
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すらすら美しいイラスト描くの、大好き! |
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おしゃべりしながら、いっぱい描くのよ |
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中のLED装置は、賛助会員(有)イー・セレクトの社員さんが取りそろえてくださいました |
安藤お父様の入念な行燈には、通電して、みんな見ほれてしまいました。これは100V電源です。水車じゃ、こういうワケにはいかない・・・
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左から滋賀の会員Hさん、岡山さん、Kさん、実行委員会のKさん、キャンプ全日程参加のYさん |
同時進行で、水車の組み立てをしました。ちゃりピコ1台— 5・6年生の子どもたちと竹尾さん。
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ネジの種類がいろいろあるんだ。 |
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道具なしでも、どんどん作れる。 |
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子どもたちと竹尾さん。 |
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スパナでしめるHさん、後ろ姿はKさん |
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できあがった! 手でも回せるし、LED球が点くよっ! 兄弟でキャンプに参加してます。 |
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嘉田修平さんも駆けつけてくれました。 |
木製らせん水車作りには、中学生が初めて挑戦。足立先生と伏見工業高校2年生のお2人と一緒に組み立てていきました。
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黄色のらせん水車について、まず足立先生が説明してくださり、これは机の下に置いて・・・・ |
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Tさん、Uさんによる、木製らせん水車の作り方の説明。 |
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やすりで削るの、力がいるんだ。 |
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足立先生に質問する里中事務局長。 |
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ドリルも使う。作業用手袋を準備しておくべきだった とスタッフ反省。 |
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組み合わせた十文字の木片を、らせん状にねじ止めしていく、ドライバーに初挑戦の子も多く・・・・ |
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ベルトをかけて、発電準備 |
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色とりどりのLED球に、灯がつく具合で、発電状況がわかります。 |
水車を中心に集合写真を急いでとりました。でも、全員じゃないんだよ。
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健康診断に行ってる人もいるので、うつってない子もいます。 |
12:30~1:15 みんなで昼食
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里中さんが、午後から夜のプログラムを説明 |
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南川会長も、子どもさんたちといっしょにいただきます! |
昼食後休む間もなく、スタッフは学校から右方向の農道へ水車設置の準備に。先に、地元の方から「ここにはおじいさんが水車をつけてはった所で、もう今はないけど・・・」と勧められていた水路です。
たくさんの水車をどうおくと子どもたちが楽しめるか、ワクワク。
足立先生が、「これはおいしい水や。」とおっしゃったのが、水車の気分のようで楽しかったです。
下見をする時は、遠景を撮るのでなく、水車をおく所の写真を撮るのがポイント。
「水路をみてから、あとで水車を造るのが基本」と教えていただきました。用水路のサイズはそれなりに測ってはいたのですが、甘かったと筆者の反省。
2:00~3:00 水車をまわしてみよう!
玄関で集合し、奈良から参加の運営委員、吉田さんのお話
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奈良から手弁当で駆けつけてくださった運営委員の吉田さんから水道水を約1.8m上から流すと、おたましゃもじが水をうけて回りよく発電できると説明。 |
炎天下でも子どもたちは元気にお寺の横を通って、設置地点に移動。午後の活動には、マイクをもったレポーター役と重いスピーカーを運んでくれる役がふえました。
実行委員会の代表藤本さんは、子どもたちから「おかん」と呼ばれて、みんないっしょに歩きました。農道に車を置いて、みんながわいわい言っている所へ、地元の方が来てくださり、水量はこれでよいか? 車は、ビニールハウス前にとめてもよい、それで夜は、どこで発電するか?など、具合を尋ねてくださいました。本当にお世話になり、ありがとうございました。
みんなで組み立てたちゃりピコ 1台、竹尾さんとこどもたちの動画がアップできてるといいのですが・・・・
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昼すぎから、新免の田畑にひく大事な水を、流していただきました。段差のある水路で、樋を動かすと、回り方も点き方も変わります。 |
らせん水車 2台を高校生コンビで設置されました
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一番大型のらせん水車、ますの中に置いて、水の勢いを集めるために、足立先生が 「ゴムを使おう」 とアドバイス。 |
Sさん水車 3台が並んで発電しています。動画がうまくアップされますように。
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同じSさん水車でも、よくまわるのと、ゆっくりめなのとあって、ふしぎだね。 |
協議会理事だった奥村さんの設計製作「卓ちゃん3号」(カラフル水車)も設置してみました。農道の両側に あわせて7台の水車が回りました!
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水路にそのまま水車を入れるのではなく、水を「横引き」して少しの落差をつくる考え方。普通の農業用水路にも応用できます。 |
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水路が狭くても、樋のかけ具合で、水車がまわります。上流から下流へ、1つの水路で、水を何度も使いながら、発電できます。水車展覧会だ! |
3時すぎからおやつタイムで ちょっと一息いれました。
Hさん/Yさん/Tさん/Kさん/足立先生と学生さんお2人は暫時帰路へついていただきました。朝早くから、いろいろな物を準備して、遠路来ていただき、子どもたちといっしょに水車発電をしてくださって、ありがとうございました。
4:15~6:00 発電してみよう!
とうろうを楽しむ場所は、学校から見て左側、池の下の農道地点で、子どもたちが自転車でよく通るところです。
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西日を浴びながら、Sさん水車がうまく回り始めました。さっきレポーター役の子が、熱心にみています。下見でしょうか? |
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黄金色の田んぼ、土手の草もきれいに刈っていただいてます。 |
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午前中に作った12個のとうろうが並び、Sさんたちが手順よく配線してくださいました。日暮れが楽しみになってきました。 |
その下流では、「卓ちゃん3号」をどう設置したらベストか、悩んでいる岡山さん、里中さん。
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長靴にはきかえて、卓ちゃん3号の置き方に奮闘している岡山さん |
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樋がちょっと短くて、Sさんのパイプを拝借。夏祭りに使った長~い竹樋を、Y君と学校から運んで来た時には、もう名案ができていました。 |
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智慧の出し合い、工夫を重ねて、よっしゃ! 左から 岡山さん、Sさん、Eさん。水も順調です。 |
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安藤さんお父様の職人技、行燈と 「卓ちゃん3号」。 |
6:30~7:15 みんなで夕食をいただきました
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夕立の心配もなさそうで、南川さんもゆったり夕食。 |
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京都市左京区の八瀬で、毎年大晦日の参拝者の足元をライトアップしておられるSさんたち。 |
7:15~7:55 とうろうの灯かりを楽しもう!
夕食もそこそこに、Sさんたちは設置地点に先回りをしていただき、子どもたちはレポーターを中心に、とうろうの灯かりをめざして歩いていきました。
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「あっ、見えた!」 遠くからでもよくわかりますね。 |
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上流から、Sさんチームの、とうろう12個がずらり。 |
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「もっと、こうすりゃいいじゃん!」 |
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「なかなかの出来じゃないですか」実行委員会の村上さん。 |
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安藤さんイー・セレクトチームとうろう4個が、闇の中できれいにともりました。 |
この地区の 自治会長さんが、自転車であがってきてくださいました。
「夕方いっぺん来たときに、見せてもろてますんや。うまいこといきましたな。よかった。うちらも孫と話そうと思うけど、子どもは忙しいし、テレビがよいみたい。私ら子どもの時には、蛍もようけいたし、外で遊んでました。」
いろいろおしゃべりしながら、子どもたちのとうろうのそばを、ずっといっしょに歩いてくださいました。
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レポーターにピーピー鳴らないように、スピーカー係さんはずっとがんばりました
8時には水がとまるので、その前に南川会長さんが挨拶をされました。
「みなさんのおかげで、水車発電ができました。ありがとうございます。」
本当にたくさんのみなさんのおかげで、水車をまわして、発電することができました。
ほとんどの人が帰った後から、おじいさんとお孫さんが一組来てくださいました。 「家から見えてましてな。もう終わりですか。水が止まるなら仕方ない。いっぺん降ってもらいたいですな。」
まだ2個だけともっていたのを見ていただきました。
この日のために、この雨の少ない時期、大事な農業用水、ため池の水を流してくださいました、地域の水路管理者の皆様に、お礼申し上げます。
とうろうの灯が消えたら真っ暗なんですね。
Sさんたちが手際よく撤収作業してくださるところを、南川会長は車で照らして助けてくださいました。
子どももおとなもみんないっしょに水車をまわして発電し、小さな灯りをみんなで楽しむことができました。たくさんのみなさんのおかげです。
翌日、新免の畑で働いておられる方にお礼を申し上げたら「京都新聞に載ってましたな。よかったら、またどうぞ。」と喜んでいただけました。ありがとうございます。
関西広域小水力利用推進協議会の活動に関わらせてもらって本当によかったと痛感しました。
感想文用紙を子どもさんたちに渡し損なって、ごめんなさい。
8月22日、朝8時フィンランド学校を出発し、瀬田駅から子どもたちは家路につきました。
電気のことを考えるおとなの責任は重いです。 (文責:澤田)
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