第7回総会の報告~2018/05/19

関西広域小水力利用推進協議会 第7回通常総会を、2018年5月19日(土)に京都市内のしんらん交流館大谷ホールで開催しました。

正会員:総数113名、 出席数21名、 委任状提出30名で総会は成立。 議長に正会員の山本博史さんが指名されました。議長が議事録署名人に、瀧与志さんと松岡昭夫さんが指名されて、議事が進行され、第1号議案から第2号議案の提案後、特に質問もなく 第3号議案「2017年度監査報告」を、田中監事が報告しました。第1~第3号議案に関して、議長が出席会員に諮り、拍手多数で議案、報告は承認されました。

第4号議案「2018年度事業計画」(案)および第5号議案「2018年度予算」(案)を澤田理事がまとめて提案しました。今年度ツアーは鳥取方面を計画中で、できれば実行委員会形式で進めたいとの提案があり、第4号、5号議案に関して質問はなく、その後、議長が出席者に諮り、拍手多数で議決されましたた。

澤田理事より提案

 

 

 

 

 

 

第6号議案新理事承認について議長が新理事候補者に前に登壇するよう促しがあり、当日出席した新理事候補である、南川良三郎、澤田享子、竹尾敬三、岡山秀行、安藤操、里中悦子(田浦健朗、古谷桂信は欠席)らが自己紹介をしました。その後、第6号議案に関して、議長が出席者に諮り、拍手多数で議決され、新理事が承認されました。

理事候補から自己紹介

議長は、議案の審議をすべて終了した旨を告げて閉会を宣言し、後半イベントの間の休憩に入りました。

 

 

 

 

○映画「ダムネーション」を上映鑑賞

○上映後 運営委員の宮本さんと下村さんがそれぞれに感想が述べたのを契機に、会場からも発言、質問がありました。この場は、何らかの結論やまとめを求める場ではなく、自由にダムや水力発電について語り合いましょうという趣旨だったので、さまざまな意見が出されました。

映画を観て、思うところを出し合って
体験談を話す宮本さん

 

 

 

 

 

 

 

ここからは私の感想です。この映画は、アメリカで製作されたダム建設とその後についての記録映画です。見方によりますが、ダムが悪いのか?建設されたダムが悪いのか?ダムは本当に必要だったのか?と、多面的な解釈ができるようです。プロデュースの「patagonia」さんの意図もかなり入った内容ですので、ドキュメンタリーといえどもきっちりと見切る必要があると思います。

ダムについて語る時だけ環境について語るとすれば、水力発電は成り立たなくなります。試写後いろいろの意見が出ましたが、当協議会として考えないといけないことは、水をせき止めたときには自然を改変しているということです。発電のために取水するということ事体が人のために自然を変えることです。生物多様性については、その事体は尊重することに異議はありません。再生可能エネルギーとは、人のために将来困らないようにしようというものではないのでしょうか? 人は傲慢です。そのため少しでも自然に助けてもらって生きていこうということから、再生可能エネルギーを選択しようとしているのではないでしょうか?

小水力発電を推進しているのに、どうしてこの映画を見ないといけないのという意見も聞いています。確かにそういった意見もあっていいかと思ます。自然に活かされ、自然の厳しさに対峙しながら生きているのが現状だと思います。

当協議会として今後小水力発電を進める上で、考えないといけない課題であるとともに、少しでも自然に優しいのは、やはり小水力発電だと言えるようにしていければいいのではないでしょうか?

○奈良県東吉野村「つくばね発電所」の報告

森田さんの報告

 

2017年8月に運転開始した奈良県東吉野村「つくばね発電所」について森田康照社長からの報告は、本当はすごく苦労されているのに明るく楽しく話をしていただいて、参加した会員の励みになったと思います。

 

森田さんのフェースブックに載せられている報告を見ていると、大雨の後などには取水口付近は、言わば災害ですが、それにも負けず修理をしながら運営を続けられていることは、これから事業をしようとしている会員の方々にとっても、すごい励みになると思います。大変値打ちのある報告であったと思います。 (文責:竹尾)

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