流量観測(上級編)8/25、米原市で開催します

☆キャッチアップ講座「流量観測体験学習会第3回~上級編」

2016年初級編、2017年中級編と続けてきた流量観測ですが、今年は滋賀県米原市で上級編をやります。

下記の要領での開催しますが、今回は開催場所のアクセスが不便なので、参加者の把握を
期限までにしたいと思いますので、JRの方も、マイカーの方も参加連絡のご協力をお願いします。

2018年 上級編のチラシ 20180812

○日時=2018年8月25日(土)

○集合場所・時間=
①JRを利用する方=JR近江長岡駅 12:40(米原乗り換え12:30大垣行き普通電車)

②マイカーで現地集合される方=滋賀県米原市上板並1649
「姉川中部多目的集会所」前の駐車場  13:00までに

https://map.yahoo.co.jp/maps?p&lat=35.4355386&lon=136.3684023&ei=utf-8&datum=wgs&lnm

※それまでに昼食をとっておいてください
※JR利用参加者は、駅からは協議会スタッフのマイカーに分乗していただきます

○タイムスケジュール

13時過ぎ、板並集会所で事前学習と姉川で流量観測体験、集会所にもどってレクチャー17時前に終了予定、
※17:59 近江長岡駅から帰路につけるようにします

○用意して欲しいもの

・水に濡れてもよい服装(予備の着替えも準備できれば)
・暑さ対策、帽子、タオル、など
・長靴(流量観測で川に入るかどうかは別として足場対策として)
・水分補給、飲み物、水筒など
・筆記用具、カメラなど記録に必要と思われるもの

○参加費=500円

○雨天決行・・・河川増水時、雨のひどい時は野外活動の内容、タイムスケジュールは変 更しますが、集会所での座学レクはやります

○エントリー締め切り=8/22まで下記連絡先へ

連絡に必要な事項
・お名前、連絡先(野外現場で電話できる携帯番号など)
・どこに集合して、どこから参加するか?
・個別に考慮してほしい要望など

電話=080-7051-5830(里中)
=メール info@kansai-water.net

○問合せ先=上記に同じ

鳥取ツアー(10/13-14)募集開始しています

「第7回小水力発電を訪ねる旅~新旧交代さ中の鳥取県を巡る」正式募集を開始します!

初めての「小水力発電を訪ねる旅」は2012年、広島と岡山方面を訪問しました。今回はその続編の意味合いを含めた鳥取県への旅です。
戦後、中国地方で活発に建設された多くの小水力発電所が長い歴史を経て、リプレースされる時期となっています。古い発電所を更新して新しい機会設備を導入し、新たな未来に歩み出そうとしている2つの発電所をメインに企画しました。
また、全国でも珍しい「環境立県推進課」を持つ鳥取県庁からレクチャーをいただき、「すいそ学びうむ」という次世代エネルギー施設も見学します。
小水力発電や再生可能エネルギーに関心のある多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

<見学先>
・南谷発電所=倉吉市、出力90kW
・すいそ学びうむ=鳥取市、水素体験学習館
・別府発電所=鳥取市、出力134kW

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まだ調整中ですが、南谷発電所の近くにある山守発電所(停止中)がリプレース計画中ということで、古い外観だけも今のうちに見れたらと考えております。

これまでも、見学と同時に案内してくれた当事者の皆さんからのお話しをじっくり聞くという場面を大切にしてきました。
今回の初日は南谷発電所1ヶ所ですが、天神野土地改良区顧問の杉原さんから苦労話をお伺いする時間をとろうと思います。
「天神野」という地形がどのように形成され、そこを開拓してきた先人の歴史や、FIT制度以後、早い時期でのリプレース案件だったので、どのように農水省と交渉したのかなど、杉原さん達が再生可能エネルギーを活用して、農家の負担を減らしたいという思いをお伺いしたいと思っています。

詳しくはチラシを参照していただき、たくさんの皆さんのご参加をお待ちしております。

鳥取ツアーチラシ0819

○申し込み連絡先:(株)マイチケット(藤原さん)
fujiwara@myticket.jp

連絡先:(株)マイチケット  TEL 06-4869-3444

 

全国小水力利用推進協議会 総会と政策シンポジウムに出席しました(2018年7月21日)

7月21日、日比谷図書文化館で、午前中は第13回定時総会が開かれました。

全国小水協愛知和男会長に代わって、代表理事の沖武宏氏が挨拶され、「2017年度は規約改正をし、理事会で担当を決めた。政府のエネルギー政策において、小水力発電分野から、政策提案を精力的に行うことができ、中小水力関係四団体として連携し、効果も出てきた。」と述べられました。

中島事務局長が、事業報告に立ち、再エネ大量導入や電力系統システムの在り方に関して、政策提言したこと、セミナーや研修会をおこなったこと、関西小水協など各地域団体とも情報交換を図ったことなど報告されました。

新年度事業計画に関しては、再エネ促進政策によって、FIT制度の見直しが行われている。地熱やバイオマスと同様に、中小水力発電は、地域密着の事業実施をおこないつつ、FIT制度の継続を前提に、2030年頃までに大幅にコストを低下させ、FIT制度なしでも経済的に成立することを目指すことが求められている。

系統問題は最重要課題で、小規模分散型の再エネ電源が基幹電源の一つとして活かされるよう、系統システムを再構築する方向に変わったと、理解している。こうした状況変化をうけ、個々の地域事情に応じた小水力発電所建設を支援し、地域主導の小水力開発を促進するための政策提言、人材育成、情報提供や交流などに引き続き取り組むと提起されました。

提案された議案は、すべて異議なく承認・可決されました。

この総会で、代表理事をとかれた沖氏は、関西小水協が2012年に実施した第1回小水力発電ツアーで訪問したイームル工業社で、説明をしてくださった方でした。戦後の復興は、都会に目を向けられていったが、1947年創業者織田史郎氏が、食糧難を解決するうえでも重要な農村地域に、積極的に水力発電所をつくり、法律制定のため陳情し、農村の経済や文化の基盤確立に絶大な成果を収められたことを初めて教えてもらったのです。中国地方の約70年前の偉業を、創業者に直接技術指導をうけながら、山地に分け入り、水車をうまくまわしてこられた沖氏に、改めて敬服と感謝の拍手を送りました。

 

 

 

 

 

午後は小水力発電政策シンポジウムが開催されました。

※全国協のWebで政策シンポジウムの講演資料を掲載しています。http://j-water.org/news1/20180721shiryou/ )

  1. 提言発表「2030まで/以降の小水力の課題と求められる シナリオ作成」 中島 大 (全国小水力利用推進協議会 理事・事務局長)
  2. 基調講演『再エネ大量導入の課題とBeyond2030の電力NWに向けて』
    曳野 潔 (資源エネルギー庁 電力基盤整備課長)
  3. 講演・テーマ1 『小水力と消費者の観点からみた、
    電力システム・系統の在り方』 船津 寛和 (株式会社パルシステム電力)
  4. 講演・テーマ2 『シュタットベルケの可能性』
    青山 英明(一般社団法人 ローカルグッド創成支援機構 事務局長)
  5. 報告 『2030に向けた取り組みと課題』
    (中小水力4団体のうち公営電,水懇,自家懇、から報告)
  6. パネルディスカッション『小水力発電開発,現在の課題と中長期戦略について』
    モデレーター:小林 久 (茨城大学教授、全国小水力利用推進協議会・理事)

盛り沢山で、消化不良気味になりましたが、自立性をもった小水力発電の開発と、ローカル系統のあり方について考え、今後議論していかなくてはなりません。そのためには、今現在のエネルギー事情について、大規模電力事業者も情報開示を積極的にわかりやすく行い、より広範な人々と小水力発電を再エネの前面に押し出せるようにしたいと思いました。                        (文責 澤田)