連続講座「諦めない小水力」第1回、第2回の様子

協議会主催の連続講座「諦めない小水力」、11月25日に第1回目、12/9に第2回目を開催しました。

第1回目は「土木から語る小水力の面白さ」をテーマに、電力土木技術協会の小松俊夫さん、伴至さんが講演してくれました。

「実は、、、ここだけの話」が多々ありましたので、記録はとっておりませんが、あっと言う間の3時間半でした。

講座に参加した協議会会員や初参加の人も含めて、「う~ん、そういう事なのか」と、改めて小水力の基礎の大切さを実感した時間でした。

11/25当日の写真を紹介します。

小松さん、ホワイトボードで講演内容を補足説明
小松さん「こうしたテキストで基礎を学びました」
伴さん「通常はほとんど面白くない。ただし、完成した時の達成感、満足感は”ひとしお”である」
伴さんの補足説明。ダムの嵩上げとは何ぞや?
後半の座談会風、参加者を交えてのぶっちゃけトーク。すべては小水力の未来のために!

第2回目は「地域から語る小水力の面白さ」を、1980年代から熊本で小水力の可能性を追い続けている、兼瀬哲治さんに講演していただきました。

兼瀬さんの永年のご活躍は、下記の2冊の本が参考になります。

兼瀬さんは、1980年代、旧清和村職員の時代から小水力発電の可能性に気づき、村内のどこかで出来ないかずっと構想をあたためてきましたが、なかなか進まず・・・。1999年に村長に当選して以後、「道路から発電所へ」を掲げて、2004年に「清和水力発電所」の完成に尽力された方です。

12/9の写真を紹介します。

兼瀬さん「平時のままなら消滅する過疎の村。危急存亡が続くなら生き残る村」「だから棚田を活用した小水力発電を」
「発想を変えれば、マイナスがプラスになる」「農村はエネルギーの供給地になる」
後半の質疑応答では、水利権について、あれやこれやと盛り上がりました。

コロナ期では人がたくさん集まる事を避ける状態が続き、講師の方の話を面前で聞くことが2年ほど途絶えてしまいました。オンライン配信、リモート会議が普通となり、画面越しに会話する事にも多少、慣れてはきましたが、やはり、こうして距離を近くして会話、懇親するのは貴重な事だと改めて思いました。

コロナ前は、イベントや講座を企画するたびに、参加者人数を気にしていたのですが、去年の全国大会を経験したうえでも、数よりも中身ではないかと思い始めました。

事を解決しようとする真剣さ、具体策はどこにあるのか等、現場に即した本音の質問は、こうした少人数の場でしか出てこないかも知れません。

第3回目は、2024年1月20日(土)、講師は金田剛一さんです。詳細はまた、改めてご案内します。               事務局:里中

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